恵比寿大黒屋日記

アクセスカウンタ

zoom RSS AKIRAライヴ

<<   作成日時 : 2008/09/14 00:45   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

Dancing Buddha 名曲だぜ

そんじょそこらの薄っぺらい歌い手が歌ったら
青臭くって聞いていられないかもしれないくらい
AKIRAの歌はそのまんままっすぐなメッセージソングだ。
だけど、AKIRAが歌うとしっくりと、ずっしりとくる。
本当に彼が体験したこと、彼が苦悩した果てに見つけたことを歌っているのだと
素直に感じることができる。
あまりに普遍的で当たり前のことだからこそ
今こそ愚直に叫ばずにいられない歌なのだろう。
そして、そんな歌を求めている人は少なくないに違いない。
お客さんが号泣するのもまったく不自然ではない
(雰囲気だけで泣く/泣かせているのが明らかで
泣いているお客さん見ると「はぁ?」とシラケてしまうことは少なくない)。

かく言う私も、いつ終わるともしれないDの鬱とつきあい続けて来た1ヶ月前まで
AKIRAの歌のいくつかは、結構心の支えだった。
「心の支え」まで言ったら大袈裟なんだけど
Dに対する自分の立ち位置、対処の仕方はこれでいいのか
もっとできることがあるんじゃないか、もしかしたら間違ったことをしてるんじゃないか
そんな迷いが生じたときに
「大丈夫、自分を信じろ。必ず良くなる」と勇気づけられたのは確かだ。

そんなAKIRAがアンコールで歌った新曲の「Dancing Buddha」。
あるお寺にライヴで呼ばれたとき、販売用のCDから「これはさすがにマズいかな」
と慌ててこの曲を抜いたヴァージョンをコピーして販売したが
うっかり1枚だけこの曲の入ったものが混じっていて
(本当かどうか知らないけど(笑))それ以来、仏教関係からお呼びがかからない。
なんて言ってたけど
なんでかって言うと
「ブッダに会ったらブッダを殺せ」「仏像を焼いてでも生き残れ」なんて歌詞があるからだ。
でも、全部の歌詞をよく聴けば、ただ仏教をバカにした歌などではないことが分かるはずで
それがわからない坊さんは、仏の心などわかっちゃいないんじゃないかと思う。
この歌聞いてすぐ思い出したのは歎異抄にも出てくる
親鸞の「人を千人殺してんや」という話。
弟子が「何があっても親鸞さまの教えを守ります」と言うのに対して
親鸞は「では人を千人殺してこい。そうしたら往生できる」と言うのである。
弟子は驚いて、
「いかに往生できると言われても、私などには一人の人さえ恐ろしくて殺すことはできません」と答える。
親鸞は言う。
「人を千人殺せば往生できると言われても、そういう業を持っていなければ殺すことはできるものではない。
しかし、殺すつもりがなくても、百人、千人の人を殺してしまうこともある」と。
解釈は色々あろう。
歎異抄を書いた唯円は、
当時、悪人正機説を誤解して
「悪人でも、いや悪人こそ往生できるというなら、どんどん悪事をはたらこう」という者が出てきたことへの
諫めの意味があるのだろうと書いている。
「悪人なおもて往生を遂ぐ。いわんや善人をや」という
悪人正機はそういう意味ではない。
人は好きこのんで悪をなすわけではない。
様々な業縁の結果として悪をなしてしまうものだ。
そうした者でも、いつか己の為した悪行を悔いて、往生を願わないということがあろうか。
そして、そのような悪業にとらわれた哀れな者をこそ
慈悲深い阿弥陀がそれを救わないということがあろうか。
そのような阿弥陀の深い慈悲の心に思いをはせて、ひたすら念仏すべしと
親鸞は言うのである。
何より親鸞こそは、死ぬまで捨てきれぬ己の煩悩と戦い続け
苦悩し続けた人なのである。
同じ歎異抄にはこんなエピソードも書かれている。
「ひたすら念仏を唱えていれば、往生必定の喜びで踊り出したくなると言いますが
残念ながら私はまだそのような気持ちになれたことがありません」
と弟子が言うのに対し、親鸞は、
「そうか。お前もか」というのである(笑)。
この正直な告白にこそ、私は親鸞への親しみが沸く。

親鸞が「Dancing Buddha」を聴いたら
きっとDancingするに違いないと思う。
お釈迦様も踊るに違いない。
「おお、そうだ、ブッダに会ったらブッダを殺せ」と、言うはずだ。
「不謹慎だ」などと言うのはキンピカの仏像をありがたがる生臭坊主に決まっている。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
AKIRAライヴ 恵比寿大黒屋日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる