恵比寿大黒屋日記

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<<   作成日時 : 2008/11/10 23:31   >>

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The enemy we share(404 Blog Not Found)

先日、弾さん訳のオバマ演説をひいて
「この世界を引き裂くものたちを、わたしたちは遠慮なしに討ちます。」
の部分に対し、これは「テロとの戦争」の継続を意味するのだろう
と自分のBLOGに書いたのだが
英語に堪能な弾さんによれば冒頭リンクのように

彼の敵は、イラクやアフガニスタンやウォール街ではなく、自分たちの内側にあるものなのだ。
我々の内側にも、それはある。
だからこそ、この敵に対して、わたしたちは共に戦うことができる。


つまり、我々人間誰もが持っている「弱さ」との戦いを言っているのだという。
もしそうであれば、私がよくBLOGに書いていることともそうへだたりはない。
本当に彼(オバマ)はそう言いたかったし、そう思っているのかもしれない。
ならば彼に一縷の望みを見いだすのもあながち無駄ではないかもしれない。
しかし、ホワイトハウスには戦争屋も人種差別主義者もうようよしているし
選挙結果でも投票率から見ると圧勝ではなく
ほぼ半数の国民は彼よりマケインを支持していた。
その中で彼が「この敵」との戦いに屈服しないよう
希望をかけるというより、やはり彼の言を用いて
私たち一人一人が「戦う」以外には、多分「希望」はない。
一人のカリスマにすべてを負わせて、果報を寝て待っていても仕方ない。
彼は、「私が変える」と言っているのではない
「私たちが」と言っている。
先日のBLOGでそれを私は
アメリカ大統領である彼にとっての「私たち」は
あくまで「世界のリーダーたるアメリカ」の「私たち」であろうと狭義に解釈したが
そう卑屈になることもないのかもしれない。
弾さん言うごとくそれは「被害妄想」なのかもしれない。
yes,we can.
無論、「私たち」の個々は違う人間であり、個々に求めているものも違う。
一昨日見た野戦之月海筆子「阿Q転生」にも
「もともと世界はひとつじゃない。一人に一個世界があるってことだ。
10人いれば10個、千人いれば千個の世界がある。
(中略)
そいつの発案で、千個の世界を全部足して、千個で割り算することにした」
「千割る千は1」
「そう! 誰のものでもない世界が一個現れた。
ただそれだけだ」

という面白いセリフがあった。
「私たち」をどうとらえるかで、自由な世界市民という方向にも
狭隘な民族主義や全体主義にも傾きうる。
なかなか諸刃の刃で危険なコトバだ。
それは千個の「私」を千個のまま包み込んだ「私たち」なのか
それとも千個の「私」を千個で割ったひとつの「私たち」なのか。
オバマのやろうとしていることの具体的な中身は
私にはまだわからないけれども
私たちひとりひとりの戦いが、今まさに始まっているということには違いない。
それはオバマが大統領であるか否かに関わらないことだ。
「私たち」が「私たち」の世界を手に入れるために。

***

難民キャンプから病気の子供たちを受け入れ(JIM-NETニュース)

ヨルダンとイラクの国境に位置する難民キャンプがある。そのキャンプはイラク側でもなく、ヨルダン側でもない、ノーマンズランドと呼ばれる緩衝地帯に位置している。ここには194名のクルド系イラン人が難民生活を送っている。周囲はまったく何もない土漠。夏は太陽が強烈に照りつけ、灼熱地獄となり、冬は冷たい風が吹きすさぶ極寒地帯となる。彼らはこのような荒れ果てた土地で4年間もくらしている。未だに彼らの移住先は見つかっていない。こうして2つの線に挟まれて行くことも、帰ることもできず苦境に喘ぎ続けている。アンマンの赤新月病院へやってきた彼らの様子をUNHCRのスタッフと一緒に見に行って最初に言われた言葉は

「こんなところに俺たちを4年間もほったらかしにしといて人道支援団体なんて名乗るな!」
という厳しい言葉だった。しかしその通りだろう。


オバマの、また、オバマを支持したアメリカ国民の、
そしてオバマに期待を寄せる世界中の人々にとっての「私たち」に
ちゃんと彼らも含まれているといいのだけど。

補給艦とわだ、呉出港 インド洋で給油支援

「凶悪なテロリスト」で「悪の枢軸」で「民主主義の敵」であるらしいところの
イラクやアフガニスタンの一般市民の方々を殺戮するために
アメリカ様から特別に高額でご購入させていただいた石油を
アメリカ様の戦闘艦に給油させていただくために
我が国の兵隊さんたちがはるばるご出発なさったそうですよ。
「国際平和都市」広島のすぐおとなりの呉から。

***

日本政府は、まだこれ以上法人税を減税すると言っているらしいね。
そりゃあ日本経済の根幹にある大企業の経営が悪化すれば
雇用も減るし、現にトヨタが派遣を大量にカットすると報じられた。
だが、いかに不況といえど、金はあるところにはある。
企業の経営悪化は経営者に当然大きな責任があるはずだが
彼らの多くは責任も取らないし生活に困ることもない。
しわ寄せは結局末端の労働者にふりかかる。
雇用を減らさないために、企業をつぶさないために、法人税下げるというなら
せめて高額所得者個人への課税は強化してもらわなければおかしい。
自分の所有する企業の収益が悪化しても
それは人件費カットで乗り切って経営者自身はのうのうと贅沢な暮らしをして
何十、何百億という資産を持っていたりするのだから。
それをしないで一人あたま1万円ちょっとの金券与えてごまかして
いずれ消費税値上げしようなんてこざかしすぎる。
自由経済ではお金はあるところへと偏っていく。
決して能力だけで貧富の差が生じるわけではない。
裕福な家庭に生まれるか貧しい家庭に生まれるかで
スタート地点から大きな格差が生じ
貧しい人は勉強したくても学費が払えない
就職するにも有力なコネなど持っていない
(弾さんはレアケースだろう)。
一方で金持ちの家に生まれれば
レベルの高い教育を受けることが出来
有力者とのコネも親から引き継ぐ。
無能でも総理大臣になれる。
だから、この偏りを均して再配分することが
自由経済をとる国の政府の最大の仕事なのだが
今の日本政府は完全に責任放棄しているとしか言いようがない。
オバマは立候補前の演説で
「元手を最も有効かつ生産的に利用することにおいて、自由市場は最高だ」、彼は私に語った。「政府はこの点に関してあまりいい仕事はしない。しかし、そこで得られたものを、公正かつ的確にすることにかけては、市場はそれほどいい仕事をしない。その富の一部は、教育に戻されて、次世代の機会平等のために使われなければならないし、インフラを維持されるためにも必要だし、市場経済の敗者を救うためのセイフティ・ネットの提供にも用いられねばならない。そして我々のように、そこから利潤を得た者がより大きな負担を追うのは、理にかなっているのだよ
というコトバを引用しているそうであるが(404 Blog Not Found:弾さん訳)
この国のお偉いさんたちにはどうもそういう考えは無さそうである。
給付金だって、元は国民の税金であって
今までさんざん労働者をこき使って蓄財した金持ちに
痛みを分かち合ってもらったカネではなかろう。

そう言えば不況で不動産が売れなくなってるそうじゃないか。
そういう土地建物を「強制収容」して給付金の資金を元手に
低所得者向け公営住宅でも作ったらどうだい。
国営の事業だ。
低所得者にカネの余裕ができればそれが消費に回る。
内需拡大にも治安改善にも絶大な効果があるぞ。
国益にかなってるじゃないか。
ならば強制収容したっていいじゃないか。
基地作るとか空港作るとか原発作るとか言っては
「国益のためだ」と言って庶民の土地を強制収容するんだろ。
ならばお金持ちの不動産会社から分捕ったってバチは当たらんぞ。
手始めにアベシンゾーのパトロンで
耐震偽装疑惑からもなぜかすりぬけてしまったアパグループからどうですか。
田母神(前)幕僚長と仲良しで愛国心のお強い会社のようですから
きっと国益のために喜んで差し出してくださるでしょうよ。

***

ところでこれ
こうして証拠のビデオが公開されているにもかかわらず
「ゆでだこ」氏及び公安警察は
不当逮捕した3名に対する拉致監禁容疑での刑事告訴はされないものなのだろうか?
なんの騒ぎも起こさず行進していた彼らに突入して現場を混乱させたという意味では
道交法や都の迷惑条例(都民じゃないから詳細知らないけど)なんかにも違反してないんか?
公安だから何してもいい
不当逮捕してもおとがめ無しでは不公平きわまりない。
せめて不当逮捕した3名と同じ11日間くらいは勾留され尋問される苦痛くらいは
味わってもよさそうなもんだ。

***

そろそろガンダーラ映画祭だな、と
横川シネマのサイトを見たら
Chim↑Pomの作品はここでも結局「制作サイドの意向」で上映中止になったらしい。
横シネ側はどんだけ批判されても多分やる気だったんじゃないかと思うが
Chim↑Pom側で何らかの配慮が働いたのだろう。
どうも割り切れない。

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