恵比寿大黒屋日記

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zoom RSS 黒い妊婦

<<   作成日時 : 2010/01/19 21:12   >>

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ってところでいろいろ反応が

そのときの演奏が賛美歌だったこともあって
見に来られた方などとのメールのやりとりなどで
「黒いマリア」にも話が波及していきました。
黒いマリアはヨーロッパにもメキシコにもその信仰があるようです。
イエスもマリアも白人でなければいけないと固く信ずる
ヨーロッパ白人のキリスト教本流(というか原理主義?)の方々は
「あれは煤などで黒ずんだもの」という説明で無視しているようですが
キリスト教徒に征服された地域にもともとあった地母神の信仰が
マリア信仰と習合したと考える方が納得できるような気がします
そもそもイエスもパレスティナの人ですから、きっと白人ではないですよね。
もともとマリア信仰自体がエジプトのイシス神から発展したものだという説もあります。
谷本さんとのコラボは、いつも死者のことや、地の底に埋もれた声なき声
といったことを意識しながらのものになっていくのですが
地母神、母なる大地の声、地霊たちの叫び、というのか。
黒い妊婦を演じたのは、もともとは漠然と、闇のイメージから
真っ黒な身体を提示しようというところから始まり
その前段階で使用したシーツの処理という現実的な問題もあって(汗)
それをシャツの下に詰め込んで妊婦となる発想につながりました。
なので、最初の構想の時点で「黒いマリア」のイメージがあったわけではありません。
しかし、最終的に賛美歌の中で踊ることになり
いつのまにか古代の混沌とした地母神信仰のイメージが重なってきたのでした。
それから
今回のパフォーマンスの過程で、「興」ということが出てきました。
「興」の字を白川静先生の「常用字解」でひもときますと
この字は地霊に捧げる酒器を両手で捧げ持っている象形だそうです。
表現にはなにがしかの「興」が必要で
それは一般的には「面白がらせる」という意味ですが
「面白い」に限らず、喜怒哀楽、様々な感興を催させる何か、でもあり
そしてそれは、根源的には
地霊のような目に見えぬ何かを呼び覚ますことなのだろうし
良質の「表現」とはそういうものなのだろうと、思います。
まだまだそこまでのことがコンスタントにできるほどのモノにはなれませんが
そういう表現者でありたいな、ということは思っています。


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