恵比寿大黒屋日記

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zoom RSS ダンサーは40歳で定年?

<<   作成日時 : 2010/02/12 00:07   >>

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「パリ・オペラ座のすべて」でそんな話が出てきたが

これのことか。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2304719/2296256

オペラ座は国立劇場なので
職員は公務員なわけですね。
しかもオペラ座のダンサーは特別待遇で
40歳定年(42歳まで可)で、その後年金が支給されるんだそうだ。
それがサルコジの年金制度改革で
公務員の優遇制度が廃止されたので
職員の中から不満の声が出てくるかも知れないが
ダンサーの年金制度は変わらないから
動揺することなく、良い作品を作っていかなかければいけません。
ということを、ミーティングで訓辞していたというわけだが
この撮影の後、上記リンク記事のように
ストライキが起きたということになる。
なんだか日本とは色んな意味で随分様相が違いますね。

映画は一切の説明もナレーションも抜きで
ひたすらオペラ座とダンサーの稽古風景やそこに働く人びとが映し出されるだけなのだが
なんの不足もなく、説得力十分でした。
コーチや演出家の口から自然に飛び出す過去の偉大なダンサーの名前。
最初と最後の方に挿入されている
石造りのオペラ座の地下(?)の暗い通路や暗渠。
数え切れないダンサーとスタッフたちによる真剣な作品づくりが
重厚に積み重なった歴史と伝統の上に
新しいコンテンポラリーダンスをも取り込んでいく懐の深さ。
大相撲協会の陳腐な「伝統」だの「品格」だのとは雲泥の差というべきでしょう。
自分たちの国の文化や芸術に対する誇りというのも
フランスと日本では随分と違うような気がします。
でもきっと、それは民族性とかだけの問題では無く
その国が歩んだ歴史的な経緯に負う部分も大きいでしょう。
黒船外交の圧力に屈した開国のコンプレックスと
第二次大戦でこてんぱんにやられて、今もアメリカの半属国状態にある日本は
いくら経済大国として欧米と肩を並べようとも
どうしようもなく骨の髄まで欧米コンプレックスが染みついているのかもしれません。
衰退する一方の大相撲がしがみつく「なけなし」の「伝統」や「品格」も
その意味ではなにや憐れみを誘います。

オペラ座でのダンスのスクールや作品づくりの過程も
非常に洗練された、、、これは合理的で無駄がない、という意味ではなく
なんというか、「オトナ」の厳しさと寛容さを感じて
これは一朝一夕にマネできるような物ではない
やはり「ホンモノ」の歴史の重み、厚みというものを感じさせられました。

ドキュメンタリーとしても、映像美としても、見事な作品ではなかったでしょうか。

しかし、今日は祝日の上
上映前に上野眞樹さんのヴァイオリン生演奏があるってことで
(それをすっかり見落としていた)
サロンシネマに行ったらすんごい行列になっていた。
普通の映画ファンやバレエのファンだけでなく
上野眞樹ファンらしき方々が一杯で。
あやうく立ち見になりそうなところ
辛うじて二階席の一番後ろに座れたという有様でした。
上野眞樹さんがどうこうという気はないのですが
はっきり言ってあの生演奏は別に無くてもよかったです。

***

そこからハシゴでOTIS!へ。
なんかOTIS!にライヴ聴きに来るの久しぶりだなあ。
本日は「是巨人」です。
吉田達也(dr)、ナスノミツル(b)、鬼怒無月(g)による
怒濤の変拍子&ポリリズム・トリオ。
ものすごいですが、なんというか、ある意味呆れます(笑)。

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