恵比寿大黒屋日記

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zoom RSS 今年も3月は

<<   作成日時 : 2011/02/28 21:31   >>

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ストリップまみれだぜ!

明日3/1〜10まで
広島第一劇場に若林美保さん出演です!
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=wakamiho

でもって、急なオハナシですが、、、

3/3(木) @koba(広島県広島市中区中町1-4 082-249-6556)
若林美保×大槻オサム×マツザッキンJ(サックス)

3/7(月) @PICO(広島市中区流川町7-6 第5白菱ビル 4階 090-1183-9095)
若林美保×大槻オサム×EYESCREAM JET SET/RAMPTON(ロック)

いずれも深夜12:30頃より投げ銭です!
眠い目もギンギンに充血するハンパ無いパフォーマンス必至です。
皆様、ご参集あれ!

2010年12月23日、Fu.門司スタジオでの
〔TWO〕(谷本仰×若林美保×大槻オサム)はこんな感じ!
http://wakamiho.dtiblog.com/blog-entry-239.html#comment269

***

続いて3/17(木)は
牧瀬茜さんとのコラボです!
http://gamaguchi-akane.com/

3/17(木) @koba
20:00開場 20:30開演
第1部 牧瀬茜STRIP&TALK SHOW × filmout(DJ/VJ)
第2部 22:00〜
「乱葛〜MIDAREKAZURA」牧瀬茜×梶山シュウ(エレキベース)×大槻オサム
×藤堂信行(パイヴペインティング)
これが2000円(要1order)です!
すでに予約殺到中ですので、是非早めにご予約を。
koba 082-249-6556
E-mail tandoku_ryokousha@yahoo.co.jp

***

でもって、何故こんなにストリップか、というコトにつきましては
「ザ・チョッケツ」2月号に書いた文章を再掲します。


ヒロシマをストリップする。

昨年の正月、遅まきながら初めてストリップ劇場を訪れた私を襲った「チョッケツ」はこれだ。そして個人的には昨年はまさにストリップに始まりストリップに暮れた1年だった。
 縁があって、初めて観に行った踊り子さんは若林美保。AV出演やモデルもこなしながら、さらに女優として舞台に立ち、あるいはダンサーとして多彩なアーティストとも共演するマルチ・パフォーマー。いつ寝ているんだろうと思うくらいパワフルな女性だ。
 その直後、まったく別口から声がかかったのが奇妙にもまたストリップがらみ。元ストリップ興行師で写真家の川上譲治さんと、現役ストリッパー牧瀬茜さんの広島・ギャラリーGでの二人展「すとりっぷ魂 巡業展」のお手伝いをしたのが3月。
 牧瀬さんは、ほぼ1年を通じてストリップの舞台を主戦場にしているほか、短歌や小説も書かれていて、昨年「歌舞伎町で待ってます」(メタモル出版)という処女小説も出版されている。「ストリップ嬢」と聞いて世の多くの方が想像(というより、「偏見」「妄想」に近いものだが)するのとは違って、実に誠実で真摯な女性だ。
 昨年は、牧瀬さんとはヒロシマのベーシスト梶山シュウさんとのトリオで、若林さんとは小倉のヴァイオリニスト谷本仰さんとのトリオで何度か即興パフォーマンスをやったのだが、お二人ともダンサーとしての表現力も、即興での感性も抜群で、専門的な各種ダンスの技術云々を別とすれば、僭越ながら広島のそこらのダンサーより表現力はずっと上質のものを持っていると言って良い。
 もちろん、数多くの踊り子さんのすべてがそうだというわけではないが、1日4ステージを年間300日以上踊っている踊り子さんだから、伊達ではないのだ。
 と、ストリップ・ダンサーの素晴らしさを賞賛するのが主眼ではないのでそれはここらで措くとして、ちょっと引用を挟んでみよう。昨年出版された矢部史郎さんの「原子力都市」(以文社)の中で、この広島という街について書かれた中の一節だ。
「街を歩く男女の装いも、もうひとつ地味な印象を与える。(中略)だいたい100万人級の大都市にはかならず派手な恰好をした若い女性がいるものではないか。(中略)しかし広島の街路にはそういう若い女性がみられない。」「歓楽街にはギラギラした照明や看板はなく、通りは少し暗い。」「この街には、華やかでケバケバしい大衆文化がない。都市が本来的に持っている軽薄で逸脱的な力が、極端に抑制されているのだ。」
 東京、大阪、あるいは博多、名古屋、近いところでは小倉あたりでもいい。比較して思い当たらないだろうか。広島の「地味さ」に。「地味」と言えば単に趣向やお国柄の問題のようにも聞こえるが、要は「保守的」で「抑圧的」なのである。それも、「昔から」そうだったのではない。流川と言えばかつては日本一とまで言われたこともある歓楽街である。
たとえば「えびす講」、この手の祭りは嫌いなのでできれば避けて通りたいのだが、そうもいかずに祭りの最中に街に出てみれば、いかに寒い季節とはいえ、黒っぽいような地味な服装が圧倒的に多いことにビックリする。そして大勢の人がごったがえしているにもかかわらず、誰も楽しそうでない。まったく「祭り」の体を為していない。
「とうかさん」の暴走族徹底排除もいただけない。祭りとはハレであり、ハレとは日常の管理や抑制から解き放たれる非日常であり、言わば暴力的な時空なのが当たり前なのだ。いっそ日本全国暴走族フェスティバルとして、平和大通りを全国の暴走族がパレードしたらどんなに壮観だろうかと思うくらいだが(FFのつまらん山車よりよっぽど面白いだろう。ついでにドリミネーションも陳腐すぎ。デコトラでも並べたらいいのに)、この「地味」な街はそれを許さない。暴走族を扱った映画のロケさえ許さないその徹底した「地味さ」の強要。
 「原子力都市」の中で、矢部さんはその理由を以下のように評する。
「広島の市街地が地味な印象を与えるのは、原爆の被害を受けたからというわけではない。国家と国家に統制された祈りが、空気のようになった核管理が、都市をまるごと横領し生活文化を拘束したのである。(中略)広島という都市は、人びとの様々な生活の諸相が血を通わせ成長する都市ではない。」
 さて、ここでやっとストリップに話を戻そう。
 ストリップと「チョッケツ」した、言い換えると、そこになにかしらの「可能性」を直感した私は、その後何度か参加者を募っては広島第一劇場を訪れた。印象的だったのは、まず、「実はストリップを見てみたかった」という女性が非常に多いということ。そして初めてストリップ小屋を訪れた人たちがほぼ一様に「すごく楽しかった」「想像していたのと全然違っていた」と口にすること。実際、私もそうだったが、まず、案外に「エロ」くない。「エロ」というのは「妄想」の中にあるもので、ハダカとかアソコとかが「エロい」わけではない。それがかき立てる妄想が「エロ」である。したがって、あっけらかんと素っ裸になられてみると、むしろすがすがしい気分にさえなる。おまけに上質のダンスを見せられると(そうでない踊り子さんもいますけど)、美しさに圧倒されてしまって、とてもじゃないがチンポをおっ立てている余裕も無いくらいだ。劇場内のムードもいかがわしいというよりアットホームな感さえあって、肩書きも何も関係無く日常の自分を忘れて楽しめる開放的な社交場なのである。
 さらに印象的なのは、ストリップ鑑賞後に飲みに行くと、初めてストリップを見たという人が、一様に普段より開放的になって饒舌になるということ。ここがキーポイントで、これはいかに普段私たちが見えない力に自分を抑圧されているか、というより、自分で自分を過剰に制御してしまっているかということである。私たちは見えない制服を常に1枚、2枚と自分に着せて、この街が強要する「地味な」広島市民を自ら知らず知らず演じているのである。一糸まとわぬハダカの自由なおおらかさを見せつけられた観客は、無意識のうちに、自分がまとっている「制服」のうっとおしさに気づき、ちょっとだけそれを脱いで身軽になるのだろうと、私は思っている。
 私が企画した、若林美保さんを招いての昨年12/22のオールナイトイベント「HIROSHIMA MI AMORE」に寄せた文章でも書いたが、ハダカが規制されるのは、実のところ「性的刺激を煽って風俗を紊乱する」からではなく、市民が「開放的」であることを「規制」するためである(例の都条例も同様だ)。
 「HIROSHIMA MI AMORE」というイベントのタイトルは、映画「HIROSHIMA MON AMOUR」のモジリでもある。「HIROSHIMA MON AMOUR」では、フランス人という部外者が、広島の原爆被害をどう知ることが可能か、ということがテーマとなっていたが、今、広島に暮らしている私たちの多くは、もはや当時広島を訪れたエマニュエル・リヴァ以上にそれを「知らない」部外者だ。
 その問題はまたそれとして、それより何より、この広島に暮らす私たちにとって、広島は「愛することのできる街」なのかどうかがまずは喫緊の、つまり私たちに「チョッケツ」した問題だ。矢部さんのコトバを借りれば、「国家と国家に統制された祈り」(つまり個人の自由な心から発した「祈り」ではない)と、「空気のようになった核管理」(その思想によって市民生活までが隅々まで管理される)によって、「まるごと横領」され、「生活文化を拘束」された、「地味な」街、広島。あなたが愛する「我が街」とはそういう街なのだろうか?
 私はそんな街を愛することなんてできない。悪いけどお友達にもなりたくない。
 だからヒロシマをストリップさせたい。私たちを拘束するものを一枚一枚引きはがし、横領された「街」の本来の姿を、「都市が本来的に持っている軽薄で逸脱的な力」を取り戻したい。そう思う。「統制」ではない、自由な「祈り」がその中から生まれるべきだ。
「広島を愛したい。でもこんな街愛せない」というアナタ。「まずはお友達から」という気持ちで、まずは広島第一劇場にストリップでも観に行くべし(ちなみに若林美保さんは3月1日〜11日に広島第一劇場出演)。

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