恵比寿大黒屋日記

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<<   作成日時 : 2011/09/25 14:13   >>

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楽しい週末でござった。

22日、アビエルトでの「のなか悟空&近藤直司」
初めて生でライヴを聴ける、のなかさん。
前会場で「もらってきた」というでかいティンパニもセット。
こまかい理屈関係無し、全身全霊で子どものように演奏することを楽しみ
体力の限界までふりしぼる野獣のようなドラミング。
広島ゲストの梶山シュウさんが、自由自在のテクを駆使して
百戦錬磨の二人を煽りまくり
アルトのマツザッキンも近藤さんのテナーの圧力に屈することなく
真っ向勝負で挑みかかる。
のなかさんとシュウさんがホントに子どもみたいな満面の笑顔でアイコンタクトしてるの
あれは最高の絵ヅラだった。
要所要所を締めながら、全体を絶妙にコントロールする近藤さんもさすが。
あんな楽しいフリーのバトルは久しぶりだ。
近藤さんも、「あんなの滅多に出来ない奇跡的なライヴ」と振り返ってた。
受け入れの私の力不足でお客さんが少なかったのが本当に残念だが
得てしてこういうもので
目撃者が少ないこともまた、奇跡の奇跡たるところかもしれない。
なんて言っても仕方ないので、いつか絶対にリベンジせねばと
アビエルトの中山さんとも誓ったのだけど
こういうものすごい瞬間を見逃してしまう人があまりに多いのも
広島のお客さん、アンテナの感度が鈍いんではないかと思ってしまうのであった
(まあ、フリージャズなんて今ではどこでも客が入らないみたいだけど)。
なんて書いたら傲慢かもですけどね。
そういうオイラもいろいろ見逃してるしなあ。

24日の北九州ライヴは、のなか&近藤に、ドグラマグラと山ア箜山さんがゲストというので
これは聞き逃すべからずと、「24日行きますよ」と言ったら「踊ってよ」と近藤さん。
で、急遽参戦決定。

朝から鈍行でトコトコ。
ついでに途中、YCAMでやってる土方巽特集を見ていくことに。
新山口ひとつ手前の無人駅・四辻で、「やんごとなき理由」により途中下車。
次の列車を待つ間、木造駅舎が渋い四辻駅周辺をぶらぶら散策。
と言っても田んぼばっか。
ちょうどたわわに実った稲田のそばに、彼岸花が燃えるように咲いている。
田んぼの畦に彼岸花が多いのは
稲が不作の時にはその球根を食用に出来るからだと言われる。
折しも、福島の二本松では収穫された米の放射線が規制値を超え
出荷できなくなったというニュース。
稲が放射能汚染されれば、畦に生える彼岸花も当然汚染されている。
稲の代わりにその球根を食べるわけにもいかず
古人の知恵も役に立たない。
原子力開発はやはり何かが間違っている、とあらためて思う。

YCAMに立ち寄れる時間帯の上映は、土方巽の最後の舞台出演となった
大駱駝館の旗揚げ公演「陽物神譚」で、そのあと麿赤児さんのトークショー。
と、YCAM着いて建物入った途端に向こうから颯爽と黒づくめで近づいてくるのは
麿さんじゃないですか!
いきなりの接近遭遇でビックリしたぁ。
上映された映像は貴重なものだが、しかし舞台は生ものだなと。
映像作品として編集されているし、モノクロだし
実際に生で舞台を見るのとは相当に違うだろう。
麿さんトーク。
「私たちもまだ旗揚げでちゃんと踊れるヤツもいないでしょう。
そうすると土方さんが『できないなら余計な動きをするな。
肉体そのものが表現なんだから突っ立ってりゃいいんだ!』
って言われる、で、『おう、そうか』と突っ立ってたら、
『いつまで突っ立ってんだ! なんかしろよ!』(笑)」
麿さんのトークは、残念ながら途中退席して、北九州に向かう。

ライヴ会場の八幡・デルソルに向かう途中、小倉駅で近藤さんにバッタリ。
とっくに車で会場入りしてるはずなのに
え、なんでこんな時間にひとりで?
と思ったら、サックスの部品が壊れて、小倉で修理してたそうだ。

デルソルにて、ドグラのメンバーと山崎箜山さんに合流。
狭いステージに演奏者7人乗ってみっちり(笑)。
この日はティンパニはさすがにステージに乗せられず。
それでも口と両足まで駆使して獣王無人、もとい、縦横無尽に叩きまくるのなかさん。
もう笑うしかない。
オイラは前半と後半、1曲ずつ踊る。
後半、LONELY WOMANのときは、四辻で見た彼岸花を思い出し
彼岸花のオドリを踊った。
震災で亡くなった多くの人たちにとっても、最初のお彼岸だが
今年、身近で亡くなった友人にとってもやはり最初のお彼岸だ。
震災の死者云万人、と一口に言うが
生が誰にとってもその人固有の生であるように
死もまた、一人一人の死者にとって、それぞれ固有の死であることが
身近な一人の死によってあらためて照射される。
一人の死を想うことが多くの一人一人の死を想うことにつながるように
そう願いながら踊った。
LONELY WOMAN途中、近藤さんのサックスと箜山さんの尺八のデュオは
鳥肌が立つような美しさだった。
ホント、来て良かったなあ。

ある意味、こういうライヴをやる方も聴きに来る客も阿呆である。
しかし、全身全霊でこれを楽しんでやりきる最高の阿呆である。
関西でいうところの最高の褒め言葉としての阿呆である。
阿呆だけが突き抜けるホンモノの面白さ。
もっとみんな阿呆になったらいいのにね。

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