恵比寿大黒屋日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 〔two〕&「kamiとのくらし」

<<   作成日時 : 2011/11/03 15:42   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

さて、門司、小倉へ。

先月末にNTTからうちらのへんも光回線届くようになったんで工事します
つってなんだかようわからんうちに工事が入って
ルーターも光用に変わったんだが何故か無線LANがつながらず
でも昼間は仕事、土日も遠征中でプロバイダに電話も出来ず
やっとこさ今日電話してセキュリティ設定の問題と判明。

先週末、土曜は野戦之月海筆子「汎やぽにあ民話〜フクビキビクニ譚」を見に横浜・寿町へ。
早めに東京まで出て、経産省前の女性たちの座り込みの様子も見てきた。
広島の知人とバッタリでくわしてお互いに「なんでこんなとこ来とんねん(笑)!」
しかし、これほど多くの人たちの原発反対と放射能汚染に対する不安の声を
聴いているのは誰なのだろうか。
九電と佐賀県知事は、「やらせ問題」もうやむやにしたまま
突然深夜に抜き打ちで玄海原発の運転再開。
「住民の声は関係無い」と開き直る始末。
さっきtwitterで流れていた情報では
農協が1000万人(!)を超えるTPP反対の署名を集めたらしいが
政府はどこ吹く風。
この国は一体誰が誰のために動かしているんだろう?
「原発安全神話」どころか
多くの人が思い描いているこの国の姿や成り立ちそのものが
結局はただの神話でしかないのだろうと思う。
「平和憲法」も「民主主義」も「自由」も「人権」も
すべてが実体のない神話に過ぎなかったのだと
認めるところからしかやり直せないのではないのか?

ハナシが脱線した。
横浜・寿町は寄せ場の町。
きらびやかな中華街のすぐそばに
「景気の安全弁」として使い捨てられる人びとの町がある。
立ち並ぶ簡易宿泊所、食堂と飲み屋。
彼らのなけなしの銭を吸い上げんと、競艇の場外舟券場もある。
周囲と全く違う空気に満たされた町の
生活センターの前の公演に、野戦之月テントは違和感なくなじんで建っていた。
野戦之月の前身であるテント芝居集団・風の旅団がここで公演して以来
20数年ぶりだそうだ。
その頃まだ若い青年だったおっちゃんが
今もこの町で日雇いをやりながら暮らしていて
「なつかしいなあ」と大喜びでベテラン役者らと旧交を温めているのが微笑ましい。
公演が始まる前から
暇をもてあました住民たちが公演の周囲に集まって
テントが立ち公演の準備が進んでいくのを眺めている。
今回から、野戦之月は
今までの工事現場の単管パイプを組み上げるテントから
台湾のお葬式で使われている、軽量の簡易テントを公演に使用している。
メンバーが高齢化して力仕事が厳しくなっていることや
公園などを安価で長期間借りることが難しくなってきている状況に加え
どこでもさっと行ってさっと公演できる形態によって
野外芝居の原点に立ち戻りたいという意志もあるようだ。
実際、彼らは東京横浜公演に先駆けて
東北の被災地でも旅公演をしてきた。
従来の形式のテントでは難しいことだったろう。
これまでも、木片をドーム型に組み上げる形式など
老舗テント劇団でありながら、常に新しいスタイルを模索してきた彼らの
ひとまずはこれが現在形ということになる。
翌日のバラしに参加したが
これまで半日がかりだったバラシ作業が、あっという間に2時間ほどであらかた済んでしまうので
笑いが出るほどだった。
もちろん、簡易テントなので、台風のような強風にはひとたまりもない。
東北公演の初日は台風直撃を食らってやむなく中止にしたそうだ。
また、骨組みも弱いので今までのような大がかりなセットは加重が持たない。
セットも簡易なものになっていて
また、被災地では、避難所の門限があることを考慮して
上演時間もぐっと短く作られていた。
複雑な伏線を張り巡らせた3時間近くある今までの公演からすると
物足りなさもある反面
スピーディで直接的で、良い意味でわかりやすくなった面もある。
寿町の公演はカンパ制ということもあり、大盛況だった。
開演する前から、テントが立っているということだけで興奮して
「すごい!」と拍手し始めるおっちゃんやら
上演中に客席をうろうろ歩き回るおっちゃんやら
寄せ場ならではの雰囲気。
いいなと思ったのはここの子どもたちの雰囲気。
センターで共同保育をやっていることもあるかもしれないが
無邪気で元気で好奇心旺盛。
やんちゃな反面、オトナに対しては一定の節度もちゃんと持っている。
久しぶりに「子どもらしい」こどもたちを見たな、という気分だ。
お芝居は「やぽにあ」というどこかで聞いたことのあるような架空の国をめぐって繰り広げられる。
まさにこの国の愚かな「神話性」をあぶり出す装置のようだ。
芝居の中で作/演出の桜井大造が
「予祝」の踊りである春駒を「呪い」と言い換える台詞がある。
一年の健康と豊作を願い、「予祝=あらかじめ祝う」する行為を
「この一年健康で豊作でなければならない」と人びとを縛り付ける「呪い」だと。
いろんなことを考えた。
悪い意味ではたとえば原発安全神話。
「安全であって欲しい」、という希望が
いつの間にか「安全なはずだ」「安全でなければおかしい」「安全でないわけがない」
と無根拠な神話となって人びとを縛り付け、思考停止にしてしまった様を。
しかしこうも思う。
ひとたび希望を持ち、こうありたいと願ったなら
己を縛り付けてでもその実現に懸命になる愚直さも、ときには必要だろうと。
かつて桜井大造は、「芝居なんか好きでやってるんじゃないよ。義務だからやってるんだ」と
いつやらの打ち上げの席で言っていた。
本人は、酔っていたから、さてそんなことを言ったかな、と言うかも知れないけれど。
「義務だから」というのは、これは別に嫌々やらされているという話では無い。
芝居をしないと殺されるわけでも逮捕されるわけでも罰金を取られるわけでもない。
それでも「自分が選んだ道」「自分がやらなければ誰もやってくれないこと」
そして、それがこの世界に必要なものだと「自ら信じる物」であることに
愚直に立ち向かうということである。
そしてそのように、彼は己の義務を果たすようにして
様々なリスクを引き受けながら
こうして常に「今」「ここ」に対峙しながら芝居をし続けている。
まったく私にとっては頭の上がらない大傑物なのである。

おっと、タイトルが「〔two〕&「kamiとのくらし」」なのに
野戦之月海筆子のハナシで埋まってしまった。

日曜に広島に戻って、翌日は博多で〔two〕。
会場のエタニティは、元ストリップ劇場・ロックハリウッドということで
一日だけのロックハリウッド復活!の触れ込み。
ありがたいことに満員御礼。
福岡公演中の劇団どくんごの面々もわざわざ駆けつけて下さっていた。
この日も面白かったなあ。
私と若林美保とどっちが先に出るか、くらいのことしか打ち合わせしない
いつもガチ即興なんだけど
お客さん「なんだ、これは、何が起こっているんだ」という感じで
目を丸くして見入ってる。
前半終わって私とわかみほは楽屋にひっこんでたんだけど
谷本さんはお客さんから「どうなってるの? 一応決めごとはあるんでしょ?」と
聞かれ「何にも無いです」でまたビックリされてたとか。
回を重ねるごとに自由度も増してきて
マンネリ化するどころかますます面白くなってる感が強いこのユニット。
お次は11/5、小倉A級劇場前のキーハットにて。
深夜0時からですが、次の日は日曜だし、眠い目をこすって来れば
眠気もふっとぶ面白さなので、是非おいで下さい。
2000円+1order ご予約は093-521-1173キーハットまで。

その5日の昼間は、門司・海峡ドラマシップにて開催中の
「海峡演劇祭」にて
神戸からやってくる「広っぱratta」のお芝居「kamiとのくらし」。
夏の広島アビエルト版からさらにパワーアップ。
パントマイムと即興的な一人芝居を組み合わせた独自のスタイルで
「折り鶴の禎子さん」を独自の視点で舞台化した作品です。
15時からの1回上演のみですので、お見逃し無く。
私は広島でお手伝いした勢いで今回も照明スタッフとして参加しています。
昨年「ホシハ チカニ オドル」でお邪魔した海峡演劇祭に
今年もこんな形で参加できてうれしいです。
予約・当日2000円 中学生まで1000円
ご予約は 海峡演劇祭事務局 093−331−6700

私はそういうわけで広島を離れますが
広島ではこれまたえらいことになっています。
11月に8個のコアすぎるイベントを連続開催する「viii88888」
11/4-5はクラブ・MUGEN∞5610にて30時間ぶっ通しライヴ「Anus30」やってます。
サブカル好きにはたまらないレアな企画ばかりですので
11月はみなさん広島で盛り上がってください。
そして広島をぶっこわしちまいましょう!
詳細はこちらで http://viii8.net/

ということで、本日より「広っぱratta」ご一行とアビエルトで合流し
明日から門司に乗り込みます!

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
〔two〕&「kamiとのくらし」 恵比寿大黒屋日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる