恵比寿大黒屋日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 1月は行く

<<   作成日時 : 2012/02/01 01:13   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

1月は「いぬる」ともいうそうな。

年が明けたと思えばあっという間に2月です。
今年最初の活動は久しぶりの「乱葛」(牧瀬茜・梶山シュウ・大槻オサム)。
いつものkobaで、しかし、いつもとまた違う3人。
思えば一昨年、初顔合わせの即興でギャラリーG前でやったときは
初めて一緒にやる3人とは思えないくらいスムーズに流れ
まとまった世界観が生まれたのが、やってる当人たちにも驚きで
その後も、実にうまくマッチしていく不思議な即興ユニットでしたが
今回はそういう意味では今までで一番混沌としたライヴだったかも。
何かまた新しい展開になっていくのかもなあ。

と思っている矢先に早くも次回が決定です。
まずは3/4(日)カフェ・テアトロ・アビエルトにて。
この日はちょっと趣向を変えて、他のアーティストを加えシャッフル。
「乱葛」の3人&filmoutに
華道アーティスト羽鳥智裕、サックスのマツザッキンJ、ギターの竹内章吾
シュウさんのオツレアイでもある歌とピアノの椎名まさ子さんという拡大版。
どんな組み合わせからどんなパフォーマンスが生まれるか、乞うご期待です。
そして翌日3/5(月)は呉・ザンパノカフェにて
牧瀬・梶山・大槻の3人へ乗り込みます。
<two>でも大盛り上がりだった呉のみなさま、待っててください!
詳細はまた後日告知します!

1月はその後、3/4にもご一緒する羽鳥さんのお誘いで
豊平にある「会員制高級クラブ」(笑)山小屋にて
土方巽の命日にシークレットライヴ。
寒かったけど、手打ちそば旨かった。

先日の週末は神戸へ。
広島公演をお手伝いしたのが運の尽き、いや、ご縁で(笑)
広っぱrattaこと清水章代さんの「kamiとのくらし」のお手伝い。
広島の後の門司公演も照明スタッフとして同行し
そして今回は彼女の地元である神戸。
今回は照明は地元の方が担当されたので
私はセットと仕掛け担当の裏方さん。
広島、門司公演とはまただいぶん台本が変わっていて
前日の稽古を見学したときは正直、以前のヴァージョンの方がよかったんじゃないかと感じ
そのことは彼女にも伝えたのですが
彼女は本番に強いというか
「ハプトマイム(ハプニング+パントマイム)」と自分のスタイルを表現するように
本番での「客いじり」が彼女の本領。
お客さんを舞台に上げて芝居の中に取り込んでしまうのだが
舞台に上げられたお客さんもいつの間にか嬉々として芝居に参加してしまう
そういう気持ちにさせるのが彼女の持ち味。
これは芝居を作って行く過程もそうで
彼女が「どうしよう、どうだろう」と声をかけると
なんとはなしに、こっちも「しゃーない、ワシがやってやろう」ちゅう気にさせてしまう(笑)。
まあ、そういうわけで、なぜだか私も神戸までつきあうハメになった訳です(笑)。
仕掛けの操作のために本番はずっと袖に待機で見ることができなかったんですが
直前リハを見て、本番では袖で会場の音を聞き、雰囲気を感じる限り
前日に抱いた不安は杞憂だったようで、良い舞台になったようです。
舞台でお客さんと直接触れあうことで初めて成立する、そういうスタイルなんですね。
神戸のスタッフの方々ともお近づきになれてよかったな。

本番翌日、広島に戻る前に神戸の街を散策。
章代ちゃんの案内でうかがった島田ギャラリーでの
「斎藤真一展」は、かなり圧倒された。
かつて越後を中心にして旅回りをしながら
歌や門付け芸をしていた盲目の三味線弾きである瞽女さんを描いた一連の作品は
小さいながら強烈な衝撃をくらわせてくれた。
一枚一枚の絵の底の方から
雪深い越後で、盲目というハンディを抱えながら生き抜いてきた瞽女さんたちの
その記憶と時間の折り重なりがふつふつとわき上がって観るものに迫ってくるようで
胸が苦しくなるような思いになりながら目が離せず
いつまでもそこから立ち去りがたいと思わせる作品だった。
同じく瞽女さんを描いた木下晋さんの画集も
ギャラリーの方に見せていただいたのだが
これもまた違う意味で強烈。
鉛筆画でありながら写真と見まがうほどのリアルさもさることながら
これでもかと皺を微細に、また色濃く強調した画風は
これまたその人が生きてきた人生の記憶が
忘却されていくことに抗おうとするような強靱な意志のようで
「皺は人生の年輪」なんていう生ぬるい慣用句を超えた迫力だった。
これがまた実物は1mとか2mとかいう巨大な絵だというのだから
いつかどこかで実物を拝見したいものである。

とそんな「瞽女さん」体験をして帰って来た翌日の今日。
なじみの居酒屋である「やけっぱち」に行くと
最近はあまり店には顔を出さない、三味線の家元でもあるマスターがひょっこり。
そして、最近面白いことにはまっている、と見せてもらったのが日本胡弓。
有名な「おわら風の盆」で使用されている楽器だそうで
現在の中国の胡弓と違い、形状は三味線がそのまま小さくなったよう。
ただし、3本の弦を弓で弾くために、三味線と違って駒は真ん中が高くなっている。
そして、中国の胡弓は弦が鉄線だが、日本胡弓は絹糸なので
音色も中国胡弓より柔らかく湿った音がする。
で、マスター、広島には弾ける人もいないので、独学でこれを練習し始めたらしいのだが
楽譜か教則本のようなものは無いのかと調べてもそんなものは無いらしい。
「風の盆」の地元越後八尾では、みな口伝、対面で教え、受け継いできたもの。
それで諦めるどころか逆にハッスルするのがこのマスターの面白いところで
だったら「自分で教則本を作る!」と、自分で練習しながら
その過程を教則本として書き留め、楽譜も自己流で書き起こしている。
還暦過ぎてもどんどん新しいことに挑戦し、楽しみを自分で作る才能には
まったく頭が下がる。
それからまたごぜうたの話などもして帰ったのでした。

で、ここで終わっちゃいけない。
もうひとつ忘れちゃいけない告知!
谷本仰(viorinほか・from 小倉)ソロ&デュオ2デイズin広島!
2/27(月)はkobaにてソロ
2/28(火)はベースの梶山シュウさんとのデュオでOTIS!です。
詳細は追って告知しますので
こちらも「乱葛」ともども乞うご期待です。
kobaのBOMちゃんに「ハズさない男」のお墨付きを頂いているワタクチのおすすめライヴ
ホントにホントに聴きに来てほしいのです。
騙されたと思って一回来てみんさい、と言いたいところですが
私は「騙し」はキライだし苦手です。
オモロないもんはたとえ友人のライヴだろうと絶対人に勧めません。
普段聞いている音楽のジャンルが何だろうとまったく関係無く
金借りてでも仕事ズル休みしてでも、これは聴きに来て欲しい、そういうライヴです。
よろしくお願いいたします!

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
1月は行く 恵比寿大黒屋日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる